2011年03月07日
【新書紹介】『パンダ外交』家永真幸 著
『パンダ外交』 (新書)
この本の著者である家永真幸(いえなが まさき)氏より、ご献本をいただきました。
冒頭(P.12)のところで、私が名付けたパンダの「古古」のことかと思われる事件にも触れられていたのでドキリとしましたが、当サイトのパンダ情報も参考にしていただけたそうです。
上野パンダ「ランラン」と「カンカン」の一般公開日が誤っていたり(P.146)※、私とは解釈が異なるところもありましたが、とても読み応えのある新書でした。家永氏のご専門は中国近現代史だそうですが、パンダに関して、かなりマニアックな内容なので楽しめました。
上野のパンダが公開されるまでに読まれると よいかもしれません。オススメしておきます。
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※P.146で上野に来園したパンダの一般公開日が11月4日と記載されていますが、一般公開は11月5日からの誤り。ただし、記念式典とマスコミ公開されたのが11月4日でした。
※P.104に「人工繁殖されたこのパンダはミンミン(明明)と名付けられ〜」とありますが、ミンミンは「人工飼育下における最初の繁殖成功例」であり、人工授精で生まれたパンダではありません。
※P.157で「2頭の外国籍パンダとは(中略)ベルリン動物園のバオバオとメキシコのシュアンシュアン」との記載がありますが、現時点で、世界には中国籍ではないパンダが4頭います。メキシコのパンダ3頭(3頭共♀)とドイツのパンダ1頭(♂)です。
posted by パンダ所長 at 17:11| Comment(0)
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